皆さん、こんにちわ。
HAYAWAZAplusです。
今月も先月に引き続き、HAYAWAZAの変換設定機能(仕訳ルール・学習機能)について
ご紹介をしていきます。
後半の今月は、こちらの3つのテーマをご紹介いたします。
マッチングとの使い分け
変換設定とマッチングはどう違うの?
どういうときに使い分けたらいいの?
お客様からこのようなお声をいただくことがあります。
変換設定とマッチングの最大の違いは「パターンごと」か「事業所全体か」
一つの事業所で「この文字列は絶対このマスタデータと紐づけたい!」という場合はマッチングの方が便利です。
パターンごとに設定が違うのであれば、変換設定でご利用いただいた方がベターです。
※コンバート時に勘定科目が決まっていない状態では、補助科目のマッチングは出来ません。
変換設定で変換する用に摘要として取り込む必要があります。
また、取り込んだ文字列の一部をキーワードとして仕訳のルールを作りたい場合は、変換設定をお勧めします。
マスタデータと紐づけるだけのマッチングと違い、
変換設定では
・摘要の文字列の変更
・金額の範囲などを指定しての変換の設定
・追加仕訳の設定
・必要のないデータをゴミ箱に移す
・手数料をすぐ上の仕訳に加算して、手数料の仕訳を自動で削除
・任意の仕訳の日付を当月翌月前月の末日や月初、指定日に変更
・税計算区分の変更
など、マッチングでは出来ない複雑な設定が可能です。
前回ご紹介した、インポート&エクスポート、摘要パターンの更新と合わせて、
データにあった形でご利用ください。
反映処理の設定について
例えば、貸方摘要1の文字列だけをキーワード(比較の条件)にしたいのに、
自動で借方摘要も登録されてしまう…など、反映処理についても設定が可能です。
変換設定で使いたい条件を絞っておきたい場合は、
「設定」>「反映処理の設定」から、設定ができます。


それでは細かく見ていきましょう。
「「すべての修正に要を反映」ボタンを押したときの標準学習方法」
変換設定の比較の条件での「比較方法」は、この画面でデフォルトを設定する事が出来ます。
「部分一致」「完全一致」と選択できますので、使用頻度が多い方を設定して下さい。
(変換設定の画面では他にも「前方一致」「後方一致」が選べます)
「比較・学習する摘要の選択」について
「比較する摘要」:
変換設定の比較条件画面で、比較対象として扱う摘要です。
銀行データなどで摘要2にはいつも「フリコミ」と入力されるが、
特に比較の条件としては使用しない、という時は、摘要1のみにチェックを入れてください。
「学習する摘要」:
未変換リストなどで直接変更(「デンワ」→「電話」など)した摘要の文字列を、
変換設定に登録させるかどうかを設定します。
「未変換リスト・仕訳エディタ共通オプション」について
比較の対象として設定する摘要の文字列を予め設定しておくことが出来ます。
通販サイトのデータなどでは摘要が長くなってしまう事も多々ありますので
最初の10文字のみを比較対象として覚えさせる、など、ご利用方法に合わせて設定をしてください。
反映処理の設定は事業所全体に反映されます。
パターンごとに変更する事は出来ませんのでご注意ください。
最終兵器「変換設定の自動生成」!
HAYAWAZAでは一部の会計ソフト版で、「変換設定の自動生成」機能が実装しています。
この変換設定の自動生成は、
過去に会計ソフトに入力された仕訳日記帳と
未変換リストに入った仕訳の「日付」と「金額」を照合して、
仕訳日記帳と同じ仕訳になるように、変換設定を自動で生成する機能となっています。
初めてHAYAWAZAをご利用になる方には、お勧めしたい機能となります。
動画でもご紹介しているので参考になさってください。

注意点はいくつかございます。
・必ず未変換リストと仕訳日記帳に同じ仕訳があること
・日付と金額で照合しているので、同一日付同一金額の仕訳は同じ変換設定が作成されてしまう
・あくまでもAIによる自動照合なので、照合が上手くいかない仕訳が残る可能性がある。
今まで手入力していた銀行データをHAYAWAZAで初めてパターンとして登録したときなど、
変換設定を一つ一つ作成する必要はなくなるので、ぜひ機能もご確認ください。
いかがでしたでしょうか?
二か月にわたってご紹介してきましたが、皆様の疑問や作業が少しでも解消され、時短につながれば幸いです。
変換設定の作り方で困ったことがありましたら、お気軽にサポートにもご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。