こんにちは。
HAYAWAZAplusです。
今回は、ご好評いただいている「かんたん追加仕訳」についてご紹介します。
まず前提として追加仕訳とは…
追加仕訳は、データから取り込んだ仕訳に変換設定を登録する事で、振替伝票を作成したり、特定の仕訳の後に任意の仕訳を挿入することが出来る機能です。
例えば
データにある金額は手数料が引かれているけど、手数料の仕訳を自動で生成したい。
データにある金額を長期借入金と利息に分けて仕訳を起こしたい
こういった場合に、追加仕訳の機能をご利用頂き、変換設定を登録すると、
次回以降コンバートだけで自動で仕訳を生成する事が出来ます。
追加仕訳についての詳しい説明は、動画でご確認ください。
追加仕訳はご自身で設定が必要となりますが、
かんたん追加仕訳なら、設定はリストから選ぶだけ!
HAYAWAZAにあらかじめ科目や計算の条件が登録されており、リストから選択するだけでかんたんに複合仕訳を作成することが出来ます。
まず通常の変換設定を登録し、追加仕訳のタブを開きます。
新規作成をクリック。
追加仕訳の登録画面上部、かんたん追加仕訳のチェックを入れて、リストから選択します。
リストには、配当金や利息の追加仕訳・報酬の源泉税の追加仕訳・貸借バランスの差額の仕訳作成等が
登録されています。
かんたん追加仕訳では、自動的に科目もセットされますが、
もちろん科目や摘要は変更することも出来ます。
変更したい場合は、左上の「かんたん追加仕訳オプション」にチェックを入れて
摘要の場合は下の画面で任意の摘要をセットします。
科目や補助科目などをセットしたい場合は、チェックを入れた後、
「科目、補助、部門」のタブに移動し、任意の科目をセットして下さい。
一例を動画で紹介しています。
リストには現在16種類の設定が登録されています。
以下簡単にご説明します。
借方貸方のバランス差額を親仕訳に加算
借方・貸方のバランスの差額を親仕訳に加算します。
尚、借方、貸方の金額の額の少ない方に加算処理します。
マイナスの金額の場合は処理されません。
借方貸方のバランス差額から未確定勘定の生成
借方・貸方のバランスの差額から未確定勘定の仕訳を生成します。
勘定科目を指定したい場合は、「かんたん追加仕訳オプション」の
「指定した科目、補助、部門を使用する」を選択して下さい。
摘要文字列は、追加仕訳の摘要を指定しないと、親仕訳の摘要が使用されます。
また、借方摘要1もしくは、貸方摘要1には、
仕訳を区別するために「バランスの金額差から未確定勘定生成」
と文字が追記されます。
マイナスの金額の場合は処理されません。
借方貸方のバランス差額を親仕訳から減算
借方・貸方のバランスの差額を親仕訳から減算します。
尚、借方、貸方の金額の額の多い方を減算処理します。
マイナスの金額の場合は処理されません。
借方貸方のバランス差額から売掛金の生成
借方・貸方のバランスの差額から売掛金の仕訳を生成します。
マイナスの金額の場合は処理されません。
銀行摘要の手数料から仕訳を生成
銀行摘要の手数料金額から仕訳を生成します。
例1:「 ウチ テスウリヨウ\216,」
例2:「フリコミ テ 540 」
等の銀行摘要特有の文字列から手数料の仕訳を生成します。
追加仕訳の科目はデフォルト空欄(「指定なし」)です。
科目などを指定する場合は、「かんたん追加仕訳オプション」にチェックを入れ、
「科目、補助、部門」のタブで指定してください。
追加仕訳の摘要には親仕訳と同じ文字列が入ります。
複合仕訳のマイナス金額を逆仕訳に移動
複合仕訳の金額がマイナスの場合に仕訳を逆に移動します。
尚、借方、貸方の片側のみマイナス金額もしくは、
両方がマイナス金額の場合に適用されます。
手取り金額(税込)から源泉徴収税を計算
手取金額(税込)から逆算して源泉徴収税、支払総額を計算し
複合仕訳を生成します。
摘要の内容から複合仕訳を生成するAI機能
すべての摘要の内容をHAYAWAZAのAIエンジンが解釈して振替伝票に展開します。
以下のフォーマットを解釈して処理を行います。
<伝票情報1>、<伝票情報2>、<伝票情報3>、…
[<伝票情報1>][<伝票情報2>][<伝票情報3>]…
<伝票情報1>/<伝票情報2>/<伝票情報3>/…
<伝票情報1>/<伝票情報2>/<伝票情報3>、…
<伝票情報1>・<伝票情報2>・<伝票情報3>・…
例:
仕訳の金額:95,000円
摘要の内容:
1月電気料10,000円/2月家賃50,000円/共益費20,000円/駐車場15,000円
尚、各伝票の金額の合計と仕訳金額が一致しない場合は、振替伝票が生成されません。
出資配当金、非上場株式配当金の追加仕訳
出資配当金、非上場株式配当金の按分計算の複合仕訳を生成します。
出資配当金、上場株式配当金の追加仕訳
出資配当金、上場株式配当金の按分計算の複合仕訳を生成します。
法人受取利息の追加仕訳
復興特別所得税課税に伴う平成25年1月1日以降の法人受取利息仕訳です。
2013年1月1日から2037年12月31日まで25年間、東日本大震災復興のため復興特別所得税が課税されます。
地方税(県民税の利子割)は、2015年12月31日まで適用されます。
仕訳は複合仕訳となります。
【単仕訳】法人受取利息の追加仕訳
復興特別所得税課税に伴う平成25年1月1日以降の法人受取利息仕訳です。
2013年1月1日から2037年12月31日まで25年間、東日本大震災復興のため復興特別所得税が課税されます。
地方税(県民税の利子割)は、2015年12月31日まで適用されます。
仕訳は単仕訳となります。
【貸方】税理士、弁護士などの報酬・料金
弁護士、税理士などの業務に関する報酬・料金です。
支払金額×10%[10.21%]※税率は本則[復興税加算]
ただし、同一に対して1回に支払う金額が100万円を超える場合の仕訳は生成されません。
追加仕訳は複合仕訳として貸方に生成されます。
摘要には「弁護士・税理士の報酬」と自動で追記されます。
【借方】税理士、弁護士などの報酬・料金
弁護士、税理士などの業務に関する報酬・料金です。
支払金額×10%[10.21%]※税率は本則[復興税加算]
ただし、同一に対して1回に支払う金額が100万円を超える
場合の仕訳は生成されません。
追加仕訳は複合仕訳として借方に生成されます。
摘要には「弁護士・税理士の報酬」と自動で追記されます。
【単一】税理士、弁護士などの報酬・料金
弁護士、税理士などの業務に関する報酬・料金です。
支払金額×10%[10.21%]※税率は本則[復興税加算]
ただし、同一に対して1回に支払う金額が100万円を超える
場合の仕訳は生成されません。
仕訳は単一仕訳として生成されます。
科目指定なしの金額を親仕訳に加算・減算
借方・貸方の勘定科目の指定がない仕訳の金額を
親仕訳に加算もしくは、減算してまとめます。
いかがでしたでしょうか?
ご希望の仕訳がリストにある場合は、是非ご利用ください。
使用方法などご不明なことがあれば、サポートまでお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。